瑞々しい部活映画「幕が上がる」

本広克行監督の久しぶりの映画を観ました。本広監督といえば「踊る大捜査線」ですが、それ以外にもドタバタコメディ映画でいくつか楽しい作品を撮られています。

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でも、この映画はそれらとは違って新しいジャンルに挑戦しているみたい。かなり真面目な青春映画でした。
また、ももくろを主演に使って「時をかける少女」のような往年の名作と呼ばれるアイドル映画を目指してもいたそうな。その試みはとても上手くいってます。ももくろが演じる等身大の女子はかなりいい感じ。みんな、自然体でとても良かった。歌の時のパフォーマンスだけじゃなく演技もできるんですねー。
 
弱小演劇部が大会での優勝を、目指していく王道なストーリー。でも、トントン拍子でいくようなスポ根ではありません。脇役の人物まで描写はかなり細かくしてあって、そのリアルな描写に合わせて、いろいろほろ苦いドラマが描かれます。
特に演劇部の顧問(?)みたいなことをしてくれる黒木華が演じる美術教師が良い感じでした。
夢を諦める人生のほろ苦さ、夢を諦めきれない大人の身勝手さ、両方を教えてくれる良い役でした。
また、主人公が演劇部の主役ではなく、脚本・演出担当という裏方係という視点も新鮮でした。芝居の本番の場面で、ヘッドセットを使い全てを把握し指示を出していくさまは、本当にクリエイティブで格好良かった!
 
観終わった後、清々しい気分になれる。青春映画の新しい名作です!
 
オススメ度
⭐️⭐️⭐️⭐️