劇場版「進撃の巨人」がなかなか良かった。
去年からずっと楽しみにしていた「進撃の巨人」を観てきました。
樋口監督の携わった作品は平成ガメラシリーズが大好きですし、監督された「ローレライ」も気に入っている日本SF映画のうちの一つです。
ネットでの評価がボロボロなので警戒して観に行ったのですが、結構良かったと思います。
原作と似た展開ですが、ちょっとずれているところもあって、新劇場版エヴァで感じたような違和感があってどうなるのかとドキドキしました。
特撮も良くできてて、特にオープニングの巨人が住民をつまみ喰いしていくシークエンスは恐ろしくってかなり良かったです。
ラストの巨人同士のバトルシーンもスカッとするアクションでした。
ネットで酷評されている内容は熱狂的なファンが穿った目で映画を観て、重箱の隅をつついている感じがします。
例えば、、
壁外調査出発時に隊長に「絶対にしゃべるな」と言われた直後、トラックに乗っている間にコソコソ話すシーンがボロクソ言われています。
でもこれは凄い小さい声で話してましたし、その前の食事中のシーンで口減らしの為に素人の寄せ集まりで作られた軍隊だと言っているのでそんな不自然ではないと思います。
あくまでも彼らはイヤイヤ出兵している素人の集まりなのです。
その後の指摘されている色々なプロの軍隊ならしないであろうミスも、素人だが止むを得ず出兵しているんだと思えばだいたい合点がいきます。
それほど困窮した世界だということです。
でもまあ、私も巨人を上手投げできるほどの怪力の戦士とか、役に立たない弓矢で戦うこととかシキシマの鼻につきすぎる変なキャラにはちょっと疑問を持ちましたけど。(笑)
巨人を上手投げするこの人、力強すぎ。。
私が惜しいと思ったのはちょっと短かったことかな。
もっと長く進撃の巨人の世界に浸っていたかったです。
登場人物の描写が薄いと言われるのもこれが原因かな。
でもまあ、アクション映画の人物描写なんてこんなもんじゃないかと思います。。キャラの性格は割とはっきり分かったし十分じゃないかと。
後編が来月にもう公開なので楽しみです。
どうも二部作で完結させるらしいのでどんなアイデアでまとめにくるのか見ものです!